北海道神宮へ花見に行くなら気を付けなくてはいけないこと
今年のゴールデンウィークは、
桜も梅も見頃が重なり、
何処へ行ってもきれいな花が咲いていて、
お花見スポットは人で溢れているようですね。
さて。
北海道神宮も、
お花見スポットとして有名ですので、
この連休中にお花見に行かれる方も
いらっしゃると思います。
神社の境内では
気を付けなくてはいけないことがあるので、
今日はそのお話を書こうと思います。
ここは神様の領域なので
ピクニックや焼肉等
花見ついでにお弁当やお酒を飲んで
楽しむのなら
神様の門を通ってはいけません。
ドウイウコト?
と思う方もいらっしゃると思いますが
神様のいるところへつながる通り道と
神社という建物へつながる通り道が
存在するということです。
もちろんこれは
北海道神宮だけではなく
全ての神社に同じ事が言えます。
花見に行くなら建物としての神社へ
花見スポットとしての境内へ行きましょう
ということです。
お花見をしたいだけなら
鳥居の真ん中を右足から通ります。
これだけ。
ただ。管理している方や
その他大勢のお客様たちもいるので
マナーは大切に
楽しんでください。
ゴミを放置したり
トイレを汚して帰ってくるとかは
絶対ダメです。
飲み物のあまりを境内地へ
棄てるとかもダメです。
全て持ち帰りましょう。
ごみ箱あるからそこに捨てた!も
おすすめしません。
たとえ
お花見をしたいだけでも
ここは、神様の集う場所なのです。
借りるのは
場所だけ。
あなたが立ち去ったあとは
そこに『あなた』の片鱗は
残さないのが礼儀です。
もしゴミを棄てるとどうなるか。
考えたことありますか?
ここからはちょっと怖い話になります。
あなたがさわったもの全て
あなたの念が入っています。
あなたの身体の一部は
たとえどんなものでも
あなたの分身。
使ったお箸、紙コップ、ティッシュなど。
あなたの唾液、汗、その他もろもろ。
ついていませんか?
境内で落ちた髪の毛一本も体毛の一本も
カサカサした皮膚の一片も。
全てあなたの分身と言えるのです。
神々の中には
これらをエサとして欲しがるものも
たくさんいます。
神様と私たちが呼んでいる
全ての神様が良い神様とは
限らないのですよ。
人間が個性様々なように
神様たちにもいろいろな神様がいらっしゃいます。
あなたの身体の一部を
食べたい神様もいるわけです。
魑魅魍魎も私たちから見ると
神様の一部と言えてしまうのです。
そんなものたちのエサになると
どうなるか。
これらに喰われただけ
本体のあなたも蝕まれます。
体調がすぐれない。
気分が落ち込む。
いろいろな障りが起き始める。
あなたの分身が多ければ多い程
これらは大きくなってきます。
もし、トイレを使ったとしても同じです。
だから、これら残した分身たちを
自分の本体と切り離し
自分への障りを避けるために
管理してくださっている
みなさまの力を借りましょう。
これらの障りから
護ってくださるのは
毎日祝詞を上げてくださる
神社のみなさま。
境内を綺麗にして
禍者を祓うのも
神社のみなさま。
その方達への
心遣のお賽銭をあげましょう。
これは、管理してくださっている
みなさまへお役立ていただくための
資金ですから
願掛けの金額とはちがいます。
自分の思う金額で構わないですから
お賽銭としていれてきましょう。
これは、人の礼儀ですから。
あなたが汚した境内地と
お賽銭をあげたお社と。
同じあなたの分身が残るのですが
どちらがあなたへの作用が大きいでしょう?
さんざん騒いで
回りに迷惑かけて
後片付けもしないで
ちょっとのお賽銭を放り投げ
そんなことしても
障りは消えませんが
礼を守り
節を正しく行えば
障りを消すくらいの事は
してくれます。
もっと言えば
酒宴の席の上座に
神様の席を1つ設け
そこにお酒とお料理をおいてから始める。
というのがあれば
多目に見てくれることも
あるかもしれません。